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帯留め談義の時のキモノ [着物]

丸山さん、Aさんとお話しさせていただいた時のキモノ。

話に夢中だったのと、途中嵐のような雨に襲われ着姿画像はないのですが
この日のコーデ気に入ったので残しておきます。

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たきこさんから譲っていただいた白大島の単衣着物
中村かをるさんの帯個展でいただいた金魚帯
1月の骨董ジャンボリーで購入した白珊瑚の金魚帯留

新緑の季節、さわやかなコーデになりました。

お太鼓はこんな感じです。

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夏帯ではないのでこの季節限定でしょうか。

大人な金魚大好きです。

今年も締めること出来て嬉しいです。
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帯留めがつなぐ~広がる世界 [着物]

平和島骨董祭の時、丸山さんのブースでルーペで帯留を熱心に見ている女性がいらしゃいました。
丸山さんのところの帯留は銘が入っているものも多いし
ちいさな簪の細工はまさにルーペで見なくちゃわからないくらいの世界。

てっきり業者の方かと思って「お店の方ですか?」と声をかけたところ
「いいえ~、一般のコレクターよ」とおっしゃる。
そこから話が始まって、またしても私の先生がおひとり増えました。

Aさんは丸山さんとも旧知の間柄だそうですが、しばらく会う機会もなく、久しぶりに平和島に来られたそう。
もともと西洋アンティークがお好きで、海外にもいらしたことがあるとか。
そのうち日本の国内にも素晴らしい技を凝縮させてような品々があることに気づいて
そこから、帯留などの小品を集めてたり、調べたりしているそうです。

そのAさんと、帯留おじさんこと丸山さんとお話させていただく機会が持てました。

前回見せていただいた通り、丸山さんのコレクションは
職人さんのこだわりや、人の手による神業(あ、矛盾してる)が感じられるものばかり。

わずか1.5センチほどの円の中に集められたゴマ粒より小さい稲穂のツブツブ感。
まるで生きているかのように暖かな体温を感じさせる毛並の線。
無地場をつるんとさせておかず、陰影がつくようにもやもやと影立たせる彫り。

丸山セレクトは丸山さんの審美眼というフィルターを通りぬけたものであることがよくわかります。
まさに、粋(スイ)と粋(イキ)が同じ漢字なのが実感できるようなモノたち。

Aさんはそれらを丹念にルーペで見ながら
感嘆したり
この細工はどういう手法で行っているのでしょう?などと聞かれたり。

Aさんの言葉を借りれば

帯留めにしても、簪にしても

  自分は身につけないけれど持っていたいコレクター
  自分が身につけるものとして購入するユーザー

がいる。

そしてご自身はこの小さな世界に込められた「謎を解き明かしたい人」なのだと。

この小さなツブツブはどういう風に掘ったのだろう?
この接着面はどういう技法でくっついているのだろう?

Aさんもその日いくつかのコレクションをお持ちになっていたのですが
その中のひとつ、
くるりとクレープのように巻かれた金属の鈴蘭の簪。
それも、そうやってその造形を作ったかという疑問を持って調べたそうです。

3人で帯留の本を見ていたときも「これはミキモトのものでしょうね。」と断定されるほど。
とくにジュエリー系の帯留にはお詳しい。
丸山さんにも色々な質問されていました。

最近アンキモ友の間では彩色象牙の帯留が憧れの的なのですが

「あの象牙の彩色は横浜でされていたらしい」というのは丸山さん談
どういう風に彩色していたのかは、実はよくわかっていないらしいのですが
水彩であるらしいので、濡れると色が落ちるのだそう。
これは丸山さんもAさんもおっしゃっていました。
その落ち加減がアンティークらしさと思うのですが、
当時はコテコテした色だったのかもしれないですね。

その話の中で、Aさんが、
池田重子さんのコレクションの彩色象牙帯留の作者のお孫さんの存在を教えてくださいました。

コメントを通してご本人にもお話を伺ったことがあるそうで、後日URLをメールで教えてくだいました。

こちらは、コレクションがおじい様の作品だと知った時のブログ

http://blog.livedoor.jp/tsukishiro2005/archives/cat_22294.html

こちらは、日本のおしゃれ展を見に行った時のブログ

http://blog.livedoor.jp/tsukishiro2005/archives/cat_22301.html?p=3

です。


こういう作家さんがきちんと仕事ができて、技術が後世に残っていってほしい。
ごめんなさい。えらそうで。
でも、私(多分アンキモの友も)は、ただ、古いからアンティーク着物が好きなのではなくて
当時の職人の技とか心意気とか時代を感じて投影させるセンスとかに
最大限の尊敬をこめて、敬愛の心を持ってアンティーク着物を着ています。



今回私が帯留に加工しようか相談した、叔母からもらったオパールのペンダントヘッド。
Aさんに見ていただいたところ
サイドの彫りの細工が丁寧で、今ではなかなかないわよ、とおっしゃってくださり
昭和30年ころまでは、そういう職人さんがきちっと仕事をしていたんだなあと思いました。

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バチカンが前後するのも最近はないそうで、

そうやって、日本の技術が消えていくのかもしれない…なんて思ったのでした。

でも、今回の出会いを通してまた新たな世界が広がりました。

ご自分の調べたこと、知っていることを惜しみなく教えてくださる方々との出会い
大切にしていきたいです。









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大江戸骨董市のキモノ [着物]

大江戸骨董市での私です。

コテコテのアンティークど~ん!!!!

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アンティークならではのブルーに桜と薔薇のキモノ。
袖は…多分一尺七寸…。

お嬢さんキモノです[たらーっ(汗)]

まあ、いいか[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]


この日は、時間が間に合えば「埼玉キモノジャック」に参加しようかな~と思ってたので薔薇着物。
というのも、今回の「埼玉キモノジャック」は「与野公園ばら祭りをキモノでジャック」だったのです。

ですから
私にしては珍しく薔薇着物に薔薇帯にしてます。

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帯の左下に孔雀の羽のハートが可愛く出てるのに…写ってませんね[もうやだ~(悲しい顔)]

ちょっと悲しい。

半襟はモダン柄にして、帯留もここで薔薇にしたらヤボなので
最近お気に入りのフルーツの珊瑚にしました。

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結局電車が止まってたりしてジャックには参加できなかったんですが
また機会があれば、参加したいな~とも思っています。

6月は大宮の盆栽美術館
7月は浦和まつり

だそうで、どちらも、ほぼ地元。

盆栽美術館のある盆栽村は中学生ぐらいの時、
父親に騙されて(笑)連れて行かれた記憶があるのですが

今いけば結構楽しい気がします。
poko姉さんとか、いかが?河鍋暁斎とセットで(←スミマセン、ここで聞くなよ!ですね)






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大江戸骨董市へ [着物]

第3日曜日恒例、大江戸骨董市に行ってきました。
今日はお天気も良くて、単衣着物でちょうど良い感じ。

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器ものも、ガラスが多くなってきました。
骨董市でも季節感あるんですよね~。

今日は久しぶりに大江戸に来られたtentoさん。
何度かお話をしているのですが、今日はガチで話すぞっ[ひらめき]

片思いをしてる、着物友達のため、ご一緒のお写真を撮らせていただきました。

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見てますか~??今度は一緒に行けたらいいね[黒ハート]

夫ちゃんと早めのランチをしていると、まこもちゃんと、まさえさんが到着の連絡。
今度は3人でパチリしました。

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今日はお天気も良かったので、着物の方も沢山いらしてましたし
いそじんさんはじめ、
たくさんの方にお会いしたり、お声をかけていただきました。
そうそう
きららに来ていただいてる可愛いお嬢さんには、私からお声を掛けさせていただきました。

着物ってホント凄い[ぴかぴか(新しい)]



今日は久しぶりに骨董市でお着物購入。

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黒にカラフルな線が飛んでる絽着物とちょっとモダンな銘仙

銘仙は帯にしたら可愛いかなと思って珍しく買いました。

夏キモノ…これ以上増やしても、絶対着きれないと思うのです[ふらふら]

むしろ雨の日用、ポリ単衣欲しいな~と思っているのに全く出会いません。
次は新宿アンティークフェアーかな~。

骨董市ハンターとよばれておりまする(笑)










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草間彌生~永遠の永遠の永遠展へ [お出かけ]

地元の埼玉近代美術館で開催されている草間彌生展~永遠の永遠の永遠に行ってきました。

行ったのはGW前なのですが、
もう一度行ってからブログに書こうと思っていたので遅くなってしまいましった。

でも、もう一度行けてない…。

草間彌生展は六本木ヒルズの開業の時KUSAMATRIXを見て以来です。
この時は娘も小学生で、そのインパクトに衝撃をうけたらしく
しばらく水玉系のものを「クサマ」と呼んでおりました。

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入口からオブジェがお出迎えしてくれて、期待感たかまるぅ~。

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所々写真OKの箇所があり、

グロテスクなポップさが炸裂してました。

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この毒のある可愛らしさは…なんだろう日本独特のような気がする。
いわゆるアール・ブリュットの幼児性は各国共通だと思うのですけど。

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今回は平面画が中心だったので、
隙間ない水玉と顔と色んなモノに吸い込まれていきます。


今週末5月20日(日)で会期が終了です。行かれる方はお早めに。


そして、今回草間彌生ということで水玉着物で行こうと思ったのですが

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着始めたら、あまりに似合わなくて…というか
ヘンテコな人になってしまいやめました[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]

ポップにしなくちゃと、頭のてっぺんにいわゆるデカ盛り団子を作ったヘアスタイルで
紫×黄色の水玉半襟にした段階で
なんだか…沖縄民謡の踊り手さんのようだ…[がく~(落胆した顔)]

着物もモダンに着られるぞ~と思った水玉着物

羽織ってみたら…ヘンテコな人だった[バッド(下向き矢印)]
どうにもならないこともあるのですね。


あきらめました[もうやだ~(悲しい顔)]

この着物フツーに着れば多分素敵になりますよね。
着物の不思議をまた見つけました。









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中之島きものいちへ~私のキモノ [着物]

この日は、単衣を着ようかと思っていたのですが、前日の晩からぐんぐん気温が下がってきて
袷でいいかも?という感じになったので、朝急に袷に変更。

それならCHOKOさんとこからお嫁に来た着物着ようと広げてみたところ
そ、そ、袖が長い~[がく~(落胆した顔)]
もしかして一尺七寸…???
あわてて、うそつき袖をつけて着付けました。


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フリマに出品すると知って、これだけは絶対に欲しい~~~。と思った着物です。


でも、いざ着ようとしたところで、帯どうしようかかなり悩みました。
CHOKOさんといえば、モダン着物のミューズじゃないですか…。
ハードル高い…。


最初、モダンな勢いのある帯を合わせてみたのです。

確かにそれは着物に合う。
でも、私らしくなかった。

ニセモノCHOKOさんになってどうする?

で、ふと優しい色の鳥の帯を合わせてみたらしっくりいったのです。


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面白いものですね。
同じ着物なのに、帯やコーデや着る人によって、まったく違う顔を見せてくれる。
でも、ちょっとポップな気分もあったので
ドログリーのパーツの花と鳥のピアスもつけてみました。


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髪留めもミハエルネグリンのキラキラした感じで。

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ちなみにCHOKOさんはこんな感じにコーデしてました。
3年ほど前。
2009年3月目黒であった着物催事「クラポサ」でご一緒した時の写真です。

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まだまだ私はアンティーク着物初心者でした。


懐かしいな~。


私の着ている藤の訪問着も「きららきものフリーマーケット」で次の方に渡っていきました。
どなたが買われたのか存じ上げていないのですが
CHOKOさんから私に譲られたように
この着物もどなたかが着てくださって受け継がれていくのかな、と思うと


不思議でもあり
嬉しくもあり

で、そんな着物に出会えたことをちょっと誇らしくも思ったりしているのです。


そんな気持ちが、きららの原動力になっている気もします。



昔は母親のお手製の洋服なんてのがあったりして
それが子供から孫へ、なんてこともありましたが
それは、人々に「受け継ぐ気持ち」がまだ残っていたからかもしれませんね。

大量生産、大量消費の時代を経て
ファストファッションを経て

また、こういう気持ちを再び取り戻していきたいものです。




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中之島きものいちへ [着物]

待っていました。中之島きものいち。
金曜休みでよかった~と思った日です。

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学生時代は通学路だった中央線と荻窪駅ですが、
今はこの催事でしか降り立つことがなくなりました…。
なつかしいオレンジの中央線[るんるん]

駅から少し歩きますが、こんな看板がお出迎えです。

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私が到着したのはオープン後30分すぎてくらいです。
会場はは熱気[いい気分(温泉)]熱気[いい気分(温泉)]熱気[いい気分(温泉)]

お着物の方もお洋服の方もいらっしゃいましたが、アンキモ友をすぐに発見。

皆やっぱり目立つよ~[キスマーク]

着物も帯も沢山ありすぎて、ウロウロ、ぐるぐるしているだけで、
コレっ!っていうものを掴むことができません。

目移りしちゃって、大変です。

友らは座敷の方に上がって逸品ものを試着したり、CHOKOさん帯揚げ吟味したり。

最近皆さん帯留をするようになったので、可愛い二分紐を探しているんです。
きものなかむらさんの二分紐は皆がもってるアイテムになりつつあります。
もちろん、モダンコーデにはCHOKOさん帯揚げも。

ピアス買いました~[揺れるハート]

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きもの市に行ったのに[たらーっ(汗)]

でも、これブログで見たときから可愛いなと思っていたんです。
あとは例にもれず二分紐(笑)

可愛い着物や帯は沢山あったんですけど、金額の折り合いがつかずです[ふらふら]
まこもちゃんに、試着した着物がとっても可愛く似合っていたので
「私がお金持ちだったら、買ってあげたい!!!」
とか言ってました[わーい(嬉しい顔)]
もちろん、お金持ちだったら自分にも、お金に糸目をつけず、年齢省みず買ってるでしょうけど…。
それは反実仮想ってやつで…。

頑張って働きましょう[手(グー)]

友達も皆一生懸命働いて、着物に貢いでます(笑)

Yちゃん。パッキリカラーは珍しい気もしますが、紫の女(ひと)だから…。
反対色の帯が若々しくて素敵。

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パステルnegiちゃん。この日もさわやかパステルで素敵。こういう木綿欲しいわ。
帯の前のあしらいがキュートです。

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この着物可愛いな~とガンミしちゃったたきこさん。シックなようでモダン。
パーロット咲のチューリップも好き。
チューリップって子供っぽいモチーフなのにパーロット咲きになると突然ゴージャスになりますね。

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中之島きものいちは明日5月13日まで開催中だそうです[るんるん]




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鳩のブンガク [文学]

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久しぶりにブンガクを…。

鳩が印象的に描かれているのは池澤夏樹「スティルライフ」

珍しく夫ちゃんも大好きな作品で、二人で何回も読み直しています。

 この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。
 世界ときみは、2本の木が並んで立つように、どちらにも寄りかかることなく、それぞれまっすぐに立っている。

という、やや理屈っぽい文で始まるスティルライフ。

私はこの小説で、ノーベル賞「ニュートリノ」の前にチェレンコフ光という言葉を知りました(笑)

バイト先で知り合った佐々井にぼくは奇妙なお願いをもちかけます。
3か月間期間限定の仕事。
ぼくは理由も目的も知らないまま、佐々井への好奇心からその提案を受けます。


ぼくが佐々井の部屋を訪れたシーン。佐々井はぼくに写真を見せるといいます。
ぼくはそこでありきたりの家族写真や、卒業写真を想像するのですが、
佐々井のスライドで写す写真は風景写真だったのです。


「ただの山の写真だ。特別に高い山ではないし、特別に名の知れた山でもない。だから見方にちょっとこつがある」と佐々井は小さな声で言った。「なるべくものを考えない。意味を追ってはいけない。山の形には何の意味もない。意味のない単なる形だから、ぼくはこういう写真を見るんだ。意味ではなく、形だけ」


ぼくはその写真に引き込まれ、自分が地表を構成する要素になった錯覚に陥ります。



人間はモノの意味にとらわれすぎないか…。




おっと「鳩のブンガク」でしたね。


鳩が印象的なのは、ぼくが、佐々井と神社隅のベンチで鳩を見るシーン。

少し長いのですが大好きな文章なので引用させてください。


目の前の地面をハトが歩いていた。あいかわらず人は来ない。午後も遅い時間に神社の境内などでぼさっとしているのはぼくだけだった。ハトは餌らしく見えるものをひとつ残らずついばみながら、二十羽ほどでその一帯を徹底的に探査していた。佐々井のことは考えてもしかたがないので、ぼくはハトに気持ちを集中した。しばらく見ているうちに、ハトがひどく単純な生物に見えはじめた。歩行のプログラム、彷徨的な進みかた、障害物に会った時の回避のパターン。食べ物の発見と接近と採餌のルーティーン、最後にその場を放棄して離陸するための食欲の満足度あるいは失望の限界あるいは危険の認知、飛行のプログラム、ホーミング。彼らの毎日はその程度の原理で充分まかなうことができる。そういうことがハトの頭脳の表層にある。  しかし、その下には数千万年分のハト属の経験と履歴が分子レベルで記憶されている。ぼくの目の前にいるハトは、数千万年の延々たる時空を飛ぶ永遠のハトの代表にすぎない。ハトの灰色の輪郭はそのまま透明なタイムマシンの窓となる。長い長い時の回廊のずっと奥にあるジェラ紀の青い空がキラキラと輝いて見えた。単純で明快なハトの動きを見ているうちに、ぼくは一種のあたたかい陶酔感を 覚え始めた。 今であること。ここであること。ぼくがヒトであり、他のヒトとの連鎖の一点に自分を置いて生きていることなどは意味のない。意識の表面のかすれた模様にすぎなくなり、大事なのはその下のソリットな部分、個性から物質へと還元された、時を越えて連綿たるゆるぎない存在の部分であるということが、その時、あざやかに見えた。ぼくは数千光年のかなたから、ハトを見ている自分を鳥瞰していた。

                                         以上赤字部分  スティルライフより引用


「自分探し」とか「本当の自分」というものに違和感を感じていました。
私は、仕事して、結婚して、子供産んで育てていますが
目標や強い意志があってクリアしていったわけではなく

なんとなく、その時々の流れの中で「そうなっていった」方へ進んでいただけなのです。

でもそんな偶然には無意識の「私の意志」が含まれていて
それをひっくるめて神サマが決めているんだと思っています。


やわらかい意志とでもいうのでしょうか。

今の自分は偽りの自分だから苦しい、本当の自分を見つければ幸せになれるなんてことはないのです。

カギカッコでくくられる「ワタシ」という意味にとらわれすぎない
個としての私と自然物としてのわたしを感じることのできた作品でした。






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根津神社つつじ祭り [着物]

今年は花の開花が遅れていますね。


通勤路には見事な桜並木があります。
毎年桜が終わるとハナミズキの出番。そして藤と続くのですが
今年は八重桜がまだ咲いていたり
ハナミズキと菜の花と藤とつつじが一斉に咲きだしたり。

全般的には遅れ気味かと思います。

根津神社のつつじも、まだまだ咲ききっていない感じでした。

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けれども、つつじ祭りは5月6日で終了ということで
根津神社は花の開花におかまいなしにお祭りで、大賑わい。
人も多かったですが、屋台も多かったです[るんるん]

今回もトイカメラアプリで撮ってみました。

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つつじ祭りにつつじの着物。
ヤボは承知の上です[わーい(嬉しい顔)]

大柄のつつじが御嬢さんぽく、もう今年限りかな~(今年も御嬢さんではないですけど)
この手の着物が似合わない…もとい
花柄でも、もっと似合う感じがあるような気がするなぁと実感。
その感覚を持って、帰りにPonia-ponさんに立ち寄ったら
物欲に勝てずに、

久しぶりに(←ココ強調)

着物買っちゃいました。

夏物…着るかな?…いや、着なくちゃ。じゃなくて、着たいよ[ー(長音記号2)]




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清川あさみ『美女採集』展断念 [着物]

表参道ヒルズで開催中だった清川あさみの『美女採集』を見たくて表参道へ。

GWの真っただ中、美味しいものも食べたいし…とまずはランチ。

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和裁士のMさんに以前連れて行ってもらったイタリアンピザのお店。

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雑誌とかメディアに出てるのかな?探して来ていらしゃる方もおおく店の外にも行列でした。


満腹になって表参道ヒルズに到着し地下に降りていくと…




ものすごい人の列!


びっくりです!!!!!

皆さんは清川あさみさんご存知でしたか?

アンキモの皆さんは「キモノ姫」にご本人や作品掲載されているのでご存じだと思うのですが
水戸芸術館などで作品展していても…
入場に2時間待ち…とかじゃなかったハズ。

この「美女採集」シリーズは女優さんやモデルさんの写真に動植物の装飾や刺繍をほどこした
ロマンチックで華やかなもの。
ハーゲンダッツも協賛しているらしく
観光客+若い人たちであふれかえっていました。

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ディズニーランドのように蛇行する長蛇の列を見て、入場を断念しました。
4月の平日に行けばよかった~。



この日はいつものGWらしい初夏の陽気でしたので、単衣にしました。

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さらささんで仕立てた水玉地紋の単衣です。
ピーコックグリーンというか、ブルーグリーンがアンティークっぽい。

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帯はマゼンタピンクの薔薇の染め帯。
ところどころ刺繍も入っています。
着物の色がアンティークど真ん中の帯を合わせやすいので
なかなか締める機会のなかった、いかにもアンティーク帯、やっと締められました。

新しいカメラのアプリ、結局夫ちゃんにセッティングしてもらいました。

こんな感じに写ります[るんるん]


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